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オンライン英会話と家庭教師料金の比較

世界中の家庭教師のイメージ

 「オンライン英会話は安い」と言う話を聞いた方は沢山いらっしゃるかと思いますが、「実際にどれほど安いのか?」と言う具体的な料金設定について知っておられる方はほとんどいらっしゃいません。

 そこで、オンライン英会話ガイドでは「オンライン英会話のレッスン料金」と「日本での家庭教師の料金」、「海外での家庭教師(チューター)料金」を比較して、“オンライン英会話料金が安いと言うのは本当か?”と言う噂の真相について検証してみたいと思います。

 ここで紹介している英会話レッスン料金の比較データは、留学先で家庭教師のレッスン受講を希望されている方にとっても、大変興味深いものとなっているので、是非参考にしてみてください。

世界の英会話レッスン料金の比較表(1時間当たり)

  現地通貨での価格 日本円換算価格
オンライン英会話 200~900円 200~900円
日本国内の家庭教師(バイト) 2,500~5,000円 2,500~5,000円
日本国内の家庭教師(プロ) 6,000~10,000円 6,000~10,000円
アメリカ 40~80$ 4,000~8,000円
カナダ 30~70C$ 2,850~6,650円
イギリス 20~50£ 3,000~6,500円
オーストラリア 30~60A$ 2700~5,400円

(換算為替レート: 米ドル100円、加ドル95円、英ポンド150円、豪ドル90円)

 こうやって、日本での英会話レッスンや家庭教師、さらに海外の英会話家庭教師のレッスンを比較してみると、もちろん講師の「経験」や「能力」によりレッスン料金の誤差は有りますが、“オンライン英会話のレッスン料金が圧倒的に安い”と言う事が分かります。

 また、海外での英会話レッスン料はを見てみると、為替のレートにより日本円に換算した場合の誤差は生まれてくるものの、意外な事にも“日本でのレッスン料金とはさほど大きな差が無い”事にお気付きになられるかと思いますが、実際には、海外の家庭教師等の場合には、これに両替手数料等の費用も加算されるため、“ほとんど日本のレッスン費用と変わらない”、もしくは“少し高くなってしまう”と言う事も有ります。

海外での英会話レッスン料が安い理由

 上の比較表を見て頂けると、海外での英会話レッスンがそこまで安いとは思えない結果となったのですが、それでも実際、カナダやアメリカなどで家庭教師を探すと“格安”となるケースも有ります。

 それは、英会話講師が特定のレッスンルームを提供しておらず、レッスンが“カフェ”や“レストラン”などと言った場所で行われる場合や、講師に全く学歴や英語講師としての資格などが無い場合です。

 このような場合に、時折、“破格”とも言えるレッスン料金の設定が行われているケースもあるのですが、そう言ったレッスン料金の噂だけが流れて、“海外では英会話レッスンが安い”と言う話を耳にするのかも知れません。

 しかしながら、その場合においても、やはり“1時間1,500円”辺りが最低ラインとなりるため、「オンライン英会話が群を抜いて安すぎる」と言う事がお分かり頂けるかと思います。

海外の家庭教師事情

 海外では家庭教師の事をチューター(tutor)と言い、多くの人が個人的に掲示板に告知をだしたり、インターネットのチューター募集サイトなどに登録をしています。

 そのため、中には“今すぐに仕事が欲しい”と言う人も居て、破格のレッスン料にて家庭教師を請け負う人もいるので、先のレッスン料金比較表は悪魔で一般的な目安として考えて頂ければと思います。

レッスン料金が左右される条件

家庭教師によるレッスンの質が高いイメージ

 これまで世界の英会話レッスン料を比較してきましたが、実は、英会話レッスン料金を比較しながら見ていく上で大切な事は、レッスン料金が高くなったり安くなったりする条件です。

 その条件の1つとして、先ほども紹介した海外の家庭教師のように「レッスンルームを持っていない」ケースで、レッスンが公共の施設やカフェなどの“集中しにくい環境”で行われるため、安価なレッスンを受ける事ができます。

 つまり、「良いレッスン環境の設備を持っていない講師」と言うのは、そのレッスン環境整備の責任を講師側が負わない代わりに、安価にてレッスンを提供しているのです。

 次に、家庭教師斡旋業者等の企業に属しているのか?と言う事がレッスン料金の上下には非常に重要で、一般的に家庭教師企業の役割は「講師の質を守り安全を保証する」事です。

 もう少し家庭教師斡旋業者の役割について詳しく解説すると、企業は、生徒と家庭教師との間に入り「両者間でトラブルが起こらないようにして、起きた場合には解決する役割を持つ」事を責務としていますが、その安定を提供する代わりに「補償費用」を受け取っています。

 そのため、一般的に企業が仲介として入っている家庭教師と言うのは、その質が保障される一方で生徒側からすると追加料金の対象となり、講師側も生徒探しの手間が省ける代わりにレッスン料金の一部は企業側へ取られる形になります。

オンライン英会話のレッスン料金事情

 それでは他の英会話レッスンと比較して“圧倒的な安さ”を誇るオンライン英会話の場合はどうか?と言う事になりますが、オンライン英会話の場合は少し特殊な環境となっています。

 まず、レッスン環境の整備は生徒自身によるパソコン設定がある程度必要となるため、オンライン英会話会社側は生徒に対して高いレッスン環境整備料金を請求する事はできません。

 また、インターネット環境についても、高速のデータ通信が行えるオフィスが必要にはなりますが、1人の講師に対して狭いブーススペースで十分事足りるので、一般の英会話レッスンと比較して「場所代」がとても安価になります。

 さらに、企業が間に入ることで、「オンラインレッスン」と言う不安定な環境においても、生徒側と講師側のトラブルが発生しないように仲介しており、そのお蔭で講師の質を保つ事にも繋がっています。

 このような企業努力とアイデアと科学の進歩が、オンライン英会話レッスンは、「安い」「質の保証」と良い事だらけの英会話レッスンを可能にしているのですが、やはり、直接講師と会ってのレッスンでは無いため、生徒側からもレッスンに対する“やる気”が無ければ“効果的なレッスン”にできないケースがある事も忘れないようにして頂きたい点では有ります。

オンライン英会話による格安レッスンの余波

 オンライン英会話受講者の数は、格安料金を最大の武器にして“鰻登り”で上昇しており、その勢いは子供から大人まで留まるところを知りません。

 その余波を受けて、海外で英会話チューターとして仕事を探している人達も、オンライン英会話の講師として、オンライン上で教鞭を取るケースも増え始めています。

 それは、現在では語学学校に勤務している講師達の副業としても既に広がっており、近年ではオンライン英会話講師の質は益々上昇傾向にあります。

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